日本に来る外国の方にとって必須なものの1つがビザです。
短期間の旅行でない限り、ビザによる滞在証明書がないと不法滞在とみなされてしまいます。
トラブルが生じると対応には時間がかかるため、予め調べておくことが大切です。
そこで今回は日本に来る外国人の方に向けて、ビザの種類とその取得についてご紹介します。
□ビザの種類
日本に長期滞在するときに利用されるビザは全部で8種類あります。
その中でも今回は皆さんが利用される可能性の高いものを厳選して、詳しく解説します。
*一般査証
旅行以外の滞在で利用されるのが多いのは一般査証ではないでしょうか。
具体的な滞在目的としては、留学や技能実習、文化活動といったものが挙げられます。
滞在許容期間は人によって異なりますが、最長でも5年間となります。
そのため、滞在理由がここに記載した内容に該当せず、かつ滞在予定期間が5年間を超える場合はほかの種類のビザについて必要があるでしょう。
*就業査証
仕事の都合で日本に来られる方もいらっしゃるでしょう。
一般的な就労ビザの有効期間は3カ月、1年、3年、5年とされています。
しかし、この有効期間は一般企業に雇用されている方の条件となります。
そのため、日本で事業を起こそうと考えている方の条件は別であるため、個別に確認する必要があるでしょう。
□ビザの取得条件
これまで説明してきたビザですが、どの人でも申請すれば発行してもらえるというほど簡単なものではありません。
外務省が規定した様々な条件を満たす必要があります。
以下で詳しく見ていきましょう。
今回は規制の厳しい就労ビザの取得条件を例に取り上げます。
外国人の方が初めて就労ビザを取得するときには日本での勤め先から正式な雇用契約書と労働条件通知書を発行してもらう必要があります。
これを外務省に提出しない限りは就労ビザを申請しても、許可が下りません。
ちなみに、この労働条件通知書では仕事の内容や就業する場所、勤務期間や会社での地位といった細かい要素まで証明する必要があります。
日本の会社で働くということは雇用問題に関わるため、処理しないといけない内容が煩雑ですが根気強く対応しましょう。
□まとめ
今回は外国人の方のために日本に滞在するためのビザの種類と取得の条件をご紹介しました。
日本で何をするのかという目的によってビザの種類や取得の条件は変わることがあります。
今回紹介できなかった境遇にいる方は自分がどの条件であるかを明確にし、調べてみてください。