皆さんは、城に訪れた経験はありますか。
日本には各地に数多くの城があり、それぞれが異なる魅力を持っています。
また日本にある城だけでなく海外の城と比較することで、日本の城の特徴が浮き彫りになるでしょう。
そこで今回は、日本の城と海外の違いについて解説します。
□日本の城と海外の城の違いについて
日本と海外では、城の防衛機能が異なっています。
城の構造的な違いについて、以下で見ていきましょう。
日本と外国の城の大きな違いは、城壁の有無です。
日本の城は、城のみが城壁に囲まれています。
一方で、外国の城は町全体を城壁で囲み、城郭都市を形成しています。
外国の場合は町全体が城になっているため、戦争の際にも逃げずに戦わなければなりません。
そのため、過去の戦争では数万人もの領民が虐殺の被害に遭うことも度々ありました。
他には城の材料の違いがあります。
日本の城は土や木で造られていますが、ヨーロッパなどは石で作るのが一般的とされています。
□外国人に人気な日本の城について
日本には数万もの城があるとされていますが、外国人に人気の高い城をご存知でしょうか。
以下では、人気のある城をいくつか紹介します。
1つ目の城は、松山城です。
愛媛県松山市にある城で、他の松山城と区別するために伊予松山城とも呼ばれます。
第二次世界大戦により11棟もの建築物が焼失しました。
大天守を含む21棟の現存建造物が、国の重要文化財に指定され、城郭遺構は国の史跡に指定されています。
2つ目の城は、姫路城です。
兵庫県姫路市にあり、江戸時代初期に建てられた主要な建築物が現存しています。
鷺山にあること、白漆喰で城壁が塗られていることから白鷺城とも呼ばれています。
1993年に日本で初のユネスコの世界遺産にも登録されました。
木造の柱、広さ、石垣のどれを見ても美しいです。
3つ目の城は、松本城です。
戦国時代に信濃の守護家の小笠原氏が築城しました。
長野県松本市にあり、江戸時代初期に建てられ、天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されています。
城の周りの堀にある池が、城を水面に映し、どこから見ても清楚な美しさを持っています。
□まとめ
今回は、日本と海外の城について解説しました。
日本の歴史と文化を象徴する城は、日本の誇りです。
海外の城と比較すると、日本がもつ独特の価値観があることが分かります。
城に行く機会があれば、城の成り立ちなど過去の背景や他の城との違いを意識して鑑賞するとより楽しめるでしょう。