「日本と海外では葬式の行い方がどう違うのか。」
「宗教の違いによって、なぜ葬式が異なるのか。」
このように考えたことはありませんか。
日本の葬式はフォーマルで重苦しい雰囲気が一般的ですが、海外の場合は規則が緩い場合がほとんどです。
そこで日本と海外の葬式の違いについて解説します。
□日本と海外の葬式について
日本と海外では、葬式の行い方が全く異なっています。
葬式を行う場所の違い、遺体の処理方法の違いをそれぞれ紹介します。
*葬式を行う場所の違い
日本では、葬儀場で行うのが一般的ですが、一方でアジアを除いた外国の国々は、教会で葬式を行う場合がほとんどです、
宗教がキリスト教やイスラム教であるため、必然的に教会になります。
また、故人の信仰にや国によっては教会で行わない場合もあります。
*遺体の処理方法の違い
遺体の処理を行うとき日本では火葬して、骨を拾うことが一般的ですが、外国では違います。
キリスト教徒は、死者の復活を信じているため土葬が一般的で、遺体をそのまま棺に納めて土に埋めます。
この考えは、イエス・キリストが死後に蘇った逸話から来ており、蘇る可能性が消されるため火葬は行いません。
一方、イスラム教で人を燃やすという行為は、その人を地獄送りにすることが目的とされているため
土葬にします。
□葬式の時の服装について
日本の葬式は、故人と遺族に失礼のないような服装と心遣いで参列することがマナーとされています。
男性と女性それぞれの葬式のときの服装を紹介します。
男性の場合は、黒いスーツに白いワイシャツを着ます。
ネクタイは黒で無地のもの、タイピンは付けません。
その他の靴下、靴、ベルトといった小物も黒に統一します。
女性の場合は、黒のスーツまたはワンピースで、基本的には肌を露出しません。
バッグ、服、靴といった身に着けるもの全ての素材に光沢がないものを選択します。
また、正式な喪服の場合は、男性は和装の場合は黒紋付きの羽織袴で、洋装の場合はモーニングコートを着用します。
一方で、女性は和装の場合は黒無地の着物、洋装の場合は黒のアフタヌーンドレスやワンピース、アンサンブルなどを着用します。
□まとめ
今回は日本と海外の葬式の違いについて解説しました。
葬式のマナーが全く異なるので、日本人が海外の葬式に参列するとき、外国人が日本の葬式に参列するとき、マナー違反をする可能性もあるでしょう。
事前にある程度、把握しておき失礼のないよう振る舞えると良いですね。