毎年5月の第二月曜日は、「母の日」です。
母の日は、母親への日頃の感謝を表す日のことで、カーネーションをプレゼントするのが一般的ですね。
誰もが知っている母の日ですが、その由来や外国との違いについて知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、母の日の由来や外国との違いについて詳しく説明します。
□母の日の由来とは?
*母の日は、アメリカから伝わった
母の日は、世界各国にあるものですが、日本にはアメリカから伝わったと言われています。
1905年5月9日、アメリカのフィラデルフィアに住んでいた少女が母の死をきっかけに、「母親が死んでしまう前に、感謝の気持ちを伝えるための日をつくるべきだ」と動いたことが、母の日の始まりだそうです。
彼女の働きかけは少しずつ全国に広がっていき、当時の大統領によって5月の第二日曜日を「母の日」と定められました。
また、その少女が母親の追悼式の際に、白いカーネーションを飾ったことから、贈り物としてカーネーションを選ぶのが一般的になったのです。
*日本では、明治時代末期から母の日が行われるように
明治時代末に初めて行われ、大正時代になると、徐々に広がっていった母の日ですが、当時の母の日は3月でした。
1949年ごろになると、アメリカと同じように5月の第二日曜日が母の日とされるようになりました。
□海外の母の日と日本の母の日の違いとは
日本の母の日は、5月の第二日曜日です。
赤いカーネーションをプレゼントするのが一般的で、母親がすでに亡くなっている場合は、白いカーネーションを着用します。
オーストラリアの母の日も、日本と同じように5月の第二日曜日に行われ、カーネーションが人気の贈り物であるという点も同じです。
ただ、菊(Chrysanthemum)をプレゼントとして贈る方も多いのが特徴的です。
これは、母親をmumと呼ぶため、発音の一部が似ている菊をプレゼントとして選ぶと言われています。
メキシコの母の日は、5月10に行われるのですが、国民にとってこの日は非常に大切な日です。
人々は、母親を連れて馴染みのレストランで食事をすることで、年に一度くらいはゆっくりと食事を楽しんでもらおうとするようです。
□まとめ
今回は、母の日の由来や外国との違いについて詳しく説明しました。
母の日は世界中で行われており、その祝い方は国によって微妙に異なりますが、誰もが母親への感謝の気持ちを抱いているのは確かです。
今年の母の日には、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。