訪日前に、日本のゴールデンウィークについて知っておきましょう。
日本に住んでいれば常識ですが、海外の方には全く分からないものです。
クリスマスでも年末でもないのに、日本人の多くが休んでいるのを見て驚くかもしれません。
今回は、ゴールデンウィークとは何なのか解説し、海外の連休との違いについてもご紹介します。
□ゴールデンウィークとは何かについて
ゴールデンウィークとは、4月末から5月の初めにかけての、1週間ほどの大型連休のことです。
その時期にかたまった国民の祝日と、土曜日曜の休日を組み合わせて、毎年1週間ほどの連休が作られます。
日本の社会では、お盆とお正月以外に連休を取るのは難しいため、この連休には非常に多くの方が行楽地に出かけます。
そのため、この時期に日本に訪れる場合は、行楽地の混雑や交通渋滞に十分に注意しましょう。
また、「ゴールデンウィーク」というのは俗称で、国が正式に定めた名前ではなく、その由来もはっきりしていません。
有力なのは、ラジオのゴールデンタイムから来たという説と、ちょうどゴールデンウィークに上映されヒットした「自由学校」という映画から来たという説です。
□ゴールデンウィークの海外との違いについて
ゴールデンウィークが国民の祝日で作られていることからお分かりのように、海外にはこの時期の大型連休はありません。
では、他の国の人はどのように休暇を取っているのでしょうか。
*アメリカ
アメリカの祝日は州によって異なりますが、連邦が定めるのは、クリスマスや独立記念日など年10日です。
日本より祝日は少ないですが、4週間の有給休暇をまとまって取る方が多いです。
クリスマスやお正月の時期に休む方が多いため、その時期の仕事は大変でしょう。
*フランス
たくさん休んでバカンスを楽しむイメージがあるのはフランスですよね。
実はフランスも祝日は年10日ほどで、その分多くの有給休暇を取ります。
2月3月のスキーの時期や、4月5月のイースターの時期に、1週間単位でまとまった休暇を取る方が多いです。
ゴールデンウィークと同じ時期に連休があるのは中国ぐらいでしょうか。
もちろん日本の祝日とは関係なく、労働節と呼ばれるもので、5月1日から数日間の連休です。
□まとめ
日本のゴールデンウィークについて解説しました。
お正月やお盆以外にある連休は、日本人にとっては貴重です。
そのため、行楽地や高速道路の混雑は必至ですのでご注意ください。
また、アメリカやフランスをはじめとする多くの国々にはこのような連休はなく、各自が有給休暇を取る場合が多いでしょう。