外国に行く際の楽しみの1つとして食べ物を上げる人が多いのではないでしょうか。
日本には、おいしい食べ物がたくさんあります。
しかし、支払いの方法は他国とは異なるかもしれません。
そこで今回は、日本のチップ事情についてご紹介します。
□日本にはチップを支払う習慣がない
日本のレストランでは、チップを支払う必要はありません。
自分のテーブルを担当してくれる方がいても、丁寧なサービスをしてもらってもチップは支払わなくて問題ありません。
チップの支払いがない理由は、レストランの仕組みにあるでしょう。
レストランで働く方の給料は、出来高制ではなく固定給料が支払われます。
また、サービス代は料理の料金に含まれています。
このような体制のレストランがほとんどのため、サービスが有料化されていません。
また、レストランだけでなく宿泊施設でもチップの支払いは不要です。
サービス料金は、宿泊代金に含まれているでしょう。
中には、チップを受け取ることを禁止している旅館などもあるかもしれません。
素晴らしいサービスなどを受けて感謝を伝えたい場合は、アンケートやメモに感謝の言葉を残しておくことをおすすめします。
レストランや宿泊施設以外でも、チップの支払いを求められる場所は基本的にありません。
また、料金にサービス料が含まれているため、追加でお金をもらうことは良くないこととされる場合もあります。
チップという文化がそもそもないため、日本人の中にはチップがどのようなものか知らない方もいらっしゃるでしょう。
日本はおもてなしの国としても知られています。
おもてなしとは、お客様に対する対応や待遇を意味します。
チップを払わないことについて違和感を抱くかもしれませんが、丁寧な対応をしてもらえるでしょう。
□日本でチップを渡したいときの渡し方は?
素晴らしいサービスを受けて、チップで感謝を表現したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けて、チップの渡し方について解説します。
日本では、現金をそのまま相手に渡すことは失礼な行動として捉えられる場合があります。
そのため、相手にお金を渡すときは封筒などにいれて渡すことをおすすめします。
封筒がない場合は、紙などで包んでも良いかもしれません。
□まとめ
今回は、日本のチップ事情についてご紹介しました。
日本では、チップを支払う制度がないことがおわかりいただけたと思います。
チップは本当に支払わなくて良いのかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、言葉で感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。