「日本の気候について知りたい!」
このようにお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、日本に来る方に向けて、日本の気候について解説します。
□地域によって気候が大きく異なる
日本は島国であり、その領土は南北に長いです。
位置によって緯度が異なるため、気候にも異なる特徴があります。
今回は、日本を7つの地域に分けてそれぞれの特徴をご紹介します。
ぜひ、訪れる場所の特徴を参考にしてみてください。
北海道は、日本で最も北に位置する地域です。
年間の平均気温は15度で、冬場は0度以下まで気温が下がります。
1度降った雪が解けないため、降水量は少ないですが冬場はずっと雪が積もっている状態です。
南西諸島は沖縄や小笠原諸島などが含まれます。
この地域の気候は、亜熱帯とも呼ばれており、気温も高く降水量も多いことが特徴です。
特に5~6月や8~9月に雨が多くなる傾向があります。
日本海側という地域には、北海道と九州を除く本州の日本海側が含まれます。
この地域には、冬場に降水量が多い気候の特徴があります。
そのため、気温が下がる地域では、たくさん雪が積もるでしょう。
太平洋側と呼ばれる地域は、本州・四国地方の太平洋側、九州地方の大部分を指します。
夏の時期に降水量が多く、暑さが厳しい特徴があるでしょう。
また、冬は雨が少なく乾燥する傾向があります。
中部地方の内陸部は、中央高地の気候として分類されます。
日本アルプスと呼ばれる地域を含み、標高が高いため年間の平均気温は低めだと言えるでしょう。
また、年間の降水量が少ない特徴もあります。
瀬戸内海周辺の地域にも、気候の特徴があります。
その特徴とは、1年間を通して雨が少ないことです。
中央高地の気候に比べると、平均気温は高い傾向があります。
□四季でも気候が変わる
日本では、1年の間に4つの季節があり、「四季」と呼ばれています。
今回は、東京の春、夏、秋、冬をそれぞれ紹介します。
東京の春は、昼間が13度くらい、朝晩が5度程度の気温が平均的と言えるでしょう。
しかし、気温は変わりやすく春の前半は雪が降るほどの寒い日もあります。
東京の夏は、日中は30度を超える日がほとんどでしょう。
近年では、36度と体温と同じくらいの気温になることもあります。
そのため、熱中症には注意しましょう。
水分をこまめに取ることが大切です。
東京の秋は、夏に比べて気温が下がり過ごしやすくなります。
9月や10月の中頃までは、台風が接近して天気が荒れることもありますが、比較的天気が良い日が多い季節です。
東京の冬は、最低気温が2~3度程度まで下がります。
空気は乾燥していて、雨や雪は降りにくいことが特徴です。
□まとめ
今回は、日本の気候についてご紹介しました。
訪れる地域や、季節によって服装などを変える必要があります。
しかし、四季があることで、訪日するタイミングによって異なる日本を楽しめるでしょう。