日本に訪れた際に、バスを使って移動される外国の方が多いのではないでしょうか。
その際、バスによっては飲食に関してマナーがあるため注意が必要です。
そこで今回は、日本のバスのマナーについて詳しく紹介します。
□どのバスであれば飲食していいの?
バスの中で飲食して良いかどうかは、バスの種類と状況によって変化します。
どんな状況がマナー違反になるのか1つずつ見ていきましょう。
1つ目は路線バスでの飲食です。
公共交通機関である路線バスでの飲食は、原則的禁止されています。
路線バスは不特定多数の人が利用するものであり、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い層の方が乗車します。
その中で飲食すると、音や匂い、食べ残しの問題が発生するでしょう。
それらは他人からしたら不快な行為であることは間違いありません。
ペットボトルの飲み物を飲むくらいであれば、他の乗客に迷惑がかからないため、あまり注意されることもないでしょう。
時間帯やバスの混み具合といった状況も考慮して行動するのがベストです。
2つ目は高速バスや夜行バスといった中長距離のバスの場合です。
このようなバスでは長時間乗車することが予想されるため、基本的な飲食は認められています。
ただし、これも他の乗客の迷惑をかけない範囲であることを忘れてはいけません。
匂いの強いものや食べる際に大きな音が発生するものは避けましょう。
3つ目は貸切バスの際の飲食です。
貸切バスに乗車しているのは、知り合いだけであることがほとんどですから、路線バスや高速バスよりも飲食の制限が緩和されるでしょう。
飲酒も可能であることが多いのが特徴です。
ただそんな自由度の高いバスでも、運転手が危険だと感じるくらい騒いだり酔ったりすると、途中で運航中止になることもあるため注意しましょう。
□飲食以外のバス乗車時のマナーを紹介します
飲食以外にも、バス乗車時に注意して頂きたい点が存在します。
まずは携帯電話の使い方です。
優先席付近では携帯の電源は切り、それ以外ではマナーモードに設定しましょう。
また車内での通話は禁止されています。
次に、荷物は自分の膝の上か足元に置きましょう。
座席に荷物を置くと、他の方が座れなくなってしまいます。
走行中の移動もご遠慮ください。
ケガや事故の原因になります。
最後に、お年寄りや妊婦の方を見かけたら席を譲って頂けると有難いです。
これはマナーというより思いやりがポイントになりそうですね。
□まとめ
せっかくの観光中は、飲食も気にせずに楽しみたいものですが、時にはそれが他人を不快な気持ちにさせてしまうことがあります。
互いを思いやった心がけをして、日本で気持ちの良い時間を過ごして頂けたら幸いです。
今回のバスのマナーをぜひ参考にしてみてください。