「茶道を始めたいけど、どこの流派で始めれば良いか分からない」
「実際にどんなものがあるのか知りたい」
このようなお悩みをお持ちの方はいませんか。
これらの悩みを解決することで、よりお茶を飲むことが楽しくなるでしょう。
そこで今回は、茶道における流派についてご紹介します。
□茶道の流派とは何か?
皆さんのイメージでは堅いルールに従ってお茶を飲むものだと考えられがちです。
しかし、ただお茶を飲むだけでなく、その場にいるみんなを互いに敬い、自然や季節を感じる時間を楽しむものです。
そのため、堅いルールではなく、茶会をスムーズに進めるための決まりごとなのです。
時が経ち、流派が分かれていくことで、それぞれ違ったルールが決められてきました。
流派とは、同じものに対して、それぞれ異なった文化や流儀をもって継承している集団のことです。
茶道は、お茶を点(た)てるという面では、どこも共通していますが、流派によって作法のルールや着物など違う特徴を持っています。
現在も多くの流派がありますが、始祖はあの有名な千利休です。
そこから時代が流れによって分裂を繰り返し、多くの種類が生まれました。
その種類としては、三千家をはじめ、藪内流、遠州流、石州流などがあります。
茶道の種類を選ぶ際は、それぞれの特徴や文化を知り、ご自身が茶道に求めていることと照らし合わせて考えることがオススメです。
□三千家とは?
三千家は日本の流派の中で最も有名なものと言えるでしょう。
ではなぜそんなにも有名なのでしょうか。
それは歴史が深く関係しています。
まず三千家は、表千家(おもてせんけ)、裏千家(うらせんけ)、武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)と呼ばれています。
これらは、千利休の孫である千宗旦(せんのそうたん)の子どもたちによって作られました。
上記で紹介したように3つの流派がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
それは、茶道具や作法です。
使う茶道具や作法が異なります。
お茶の泡立て具合や星座の仕方もそれぞれ特徴があります。
1つの流派の中でもさらに派生した流派があり、それぞれ違った特徴を持っているので、その違いを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
□まとめ
今回は、茶道におけるそれぞれの流派とその特徴についてご紹介しました。
ご紹介した中に気になった流派は見つかったでしょうか。
それぞれの流派によって主張が異なりますが、茶道の流派はどこが正解で、どこが間違いというのはありません。
ぜひ、ご自分にあった流派を見つけて茶道生活をスタートさせてみましょう。