「これから茶道をやる上で、作法を知っておきたい」
「茶道のときはどんな服装をすれば良いのか分からない」
このようなお考えをお持ちの方はいませんか。
今回は、茶道をする上で知っておきたい作法についてご紹介します。
□お茶会(茶道の時)の服装とは?
茶道の際の服装と聞くと、着物をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
お茶会は昔から和室で行われる、日本で親しまれている文化です。
そのため、着物が最も相応しい服装と言えるでしょう。
しかし、着物を日常的に着ている方は少なくなり、お茶会でも必ず着物でなくてはならないという決まり
はありません。
もし着物以外の洋服でお茶会に出られる際は、ワンピースやスーツなどきちんとした格好を心がけると良いでしょう。
男性の場合は、スーツでお茶会に出られる方が多くみられます。
スーツで出られる際は、無地のものに派手ではないネクタイが好ましいでしょう。
女性の場合は、ブラウスやワンピースにスカートなどが好まれます。
ミニスカートやジーンズなど、露出度が高いような格好は基本的に避けるようにしましょう。
男性も女性も共通していることは、白い靴下を着用する必要があることです。
着物を着る際に白足袋を履くのと同じく、洋服を着用する場合でも白い靴下を履く必要があります。
□茶道の作法とは?
次に茶道の作法について、これだけは知っておきたい作法をご紹介します。
まず、大切な作法として覚えておくべきなのは、「お先に」という一言です。
茶会の際に、亭主の方からお菓子や抹茶の入った茶碗をいただいた際に、隣の人に「お先に」と言わなければなりません。
これは、「お先に頂戴します」という意味で、同席者への気配りとされています。
次に大切なことは、茶碗の正面を避けて飲むことです。
茶碗は出されたときに自分の方を向いているのが正面です。
亭主の方は、お客側に正面を向いて出しているのですが、お客側は茶碗を大切にするという意味を込めて正面を避けて飲まなければなりません。
これは、化粧などの油分が茶碗の正面について汚れないように配慮されているからです。
流派によって異なりますが、2度に分けて茶碗を回します。
□まとめ
今回は、茶道をする上で知っておきたい作法についてご紹介しました。
作法を覚えることは茶道の基本です。
しかし、だからと言って堅苦しくなる必要はありません。
正しい作法を身につけることで、より茶道を楽しめるのではないでしょうか。